退職代行の教科書 
試用期間だけど退職したい、と思っていませんか？
そもそも試用期間とは、本採用を決定するかを決めるためのお試し期間のことをいいます。
通常は1~6ヶ月程度が一般的で、その間に雇用者のスキルを見て判断します。
ただ、雇用された側としても「入社したけど思っていた会社と違った」と退職を検討している人もいるでしょう。
そこで今回は試用期間中の退職における注意点とその方法について解説していきます。
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目次
試用期間中の退職で知っておきたい４つの注意点
結論をはじめに言うと、試用期間中であっても退職は可能です。
ただしその際に注意点があるのでいくつか見ていきましょう。
- 退職意思は2週間前には伝えておく
- バックれは絶対にNG
- 次の転職先で不利になる可能性も
- 働いた分の賃金は必ず請求できる
試用期間中の退職①退職意思は2週間前には伝えておく
試用期間中であっても正社員同様、退職意思は2週間前に伝えるのが原則です。
この退職の原則は民放627条１項で規定されています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から２週間を経過することによって終了する。
ー 民法（期間の定めのない雇用の解約の申入れ）６２７条１項
また、就業規則には1ヶ月前に伝えることを規定している企業もあるでしょう。
一般的には、就業規則よりも民法の方が優先されますが、円満退職をするなら就業規則に沿って従うのが得策です。
試用期間中の退職②バックれは絶対にNG
また、退職時のバックれはおすすめしません。
バックレると無断欠席扱いになり、この無断欠席が2週間以上続くと懲役解雇になる恐れがあります。
懲役解雇を下されるとその傷を一生背負っていくことになり、転職も不利になるでしょう。
バックれなくても、退職の自由は労働者のみ持つ権限であり必ず辞められるので安心してください。
会社・バイトを飛ぶとどうなるのか、その後を調査。仕事のバックレ・無断欠勤は法律上アリ？
試用期間中の退職③次の転職先で不利になる可能性も
3つ目の注意点は、「試用期間という早い段階で辞めると転職が不利になる可能性がある」という点。
入社時に、雇用保険に加入することでそこで働いた履歴が残ってしまいます。
そのため、「早く辞めたんだな」と良い印象で受け取らない採用者もいるでしょう。
しかししっかり面接で説明できれば必ずしも不利とは限りません。
労働不足が蔓延している中、新卒であれば第二新卒という言葉もあるほどなので、大きな心配にはならないでしょう。
オトシゴくん
試用期間中の退職④働いた分の賃金は必ず請求できる
最後に注意点というよりは知っておきたいことですが、いくら試用期間であっても給与は全てもらえます。
ただし企業によっては、試用期間終了後より少ない額を提示されるケースがあります。
その際に最低賃金を下回っていないかを確認しておくと安心です。
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実践！試用期間に即日退職する方法
試用期間中にすぐに辞めたい、即日退職したいと思う方も多いでしょう。
冒頭でもお話しましたが、原則的には試用期間であっても即日退職はNGです。
とはいえ、いくつか即日退職する方法はあります。
当記事では3つの方法について見ていきます。
方法1.会社の同意を得る
まず一つ目に、会社に同意さえ得れれば即日退職は可能ですね。
会社側が納得すれば法律に関係なく辞められます。
特に試用期間であれば大きな引き継ぎなどはない上に、大きな影響もないでしょう。
長期労働者よりは退職しやすい環境にいるので、まずは直接相談してみるのが第一歩です。
方法2.入社14日以内に解雇される
民法上、会社は入社から14日以内の社員に対して予告なく解雇を下すことが可能です。
あまりにも勤務態度が悪い、スキルが悪いという場合は、労働者の意思に関係なく解雇できます。
「解雇=即日退職」とはなりますが、とはいえ職歴を汚すことになるのでこの方法はおすすめしません。
方法3.「退職代行サービス」を利用する
試用期間中に即日退職するもっともおすすめな方法は「退職代行サービス」を利用する方法。
退職代行サービスとは、仕事を辞めたいけど辞めづらいという方に代わって、専門の業者が退職手続きをしてくれるサービス。
そのため、退職まで仕事先の会社と依頼主が連絡を取る必要は一切ありません。
退職代行とは？違法？メリット・デメリットをプロが徹底解説
退職代行サービスではプロの顧問弁護士などコンサルタントが介入することで、会社と手続きを行います。
そのため、個人でやり取りするよりもスムーズに即日退職に導くことができます。
退職代行を依頼する主なメリットは以下の通り。
- 退職成功率100%で円満退職できる
- 上司に退職を伝える必要がない
- 即日退職も可能
- 法律範囲内を厳守しているので非弁の恐れもない
- 有休消化や給料の支払い等も対応してくれる
- 懲役解雇にならない
- 退職を親に伝わらないように対応してくれる
もし弁護士を雇って退職した場合は着手金・オプション費などで数十万円以上かかることを考慮すれば非常に安いでしょう。
そのため、会社と無駄なトラブルを抑えてコスパよく円満退職するなら退職代行も手段の一つと言えます。
詳しくは下記記事からチェックしてみてください！
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まとめ：試用期間中であっても退職は可能だが注意も必要
いかがでしたか？
今回は試用期間中に退職したい方向けに注意点や方法をご紹介しました。
内容をまとめると、「試用期間であっても退職は可能ですが即日退職はややリスクがある」ということになります。
そのため、即日退職するなら退職代行サービスがおすすめです。
オトシゴくん
合わないと思った企業を長々と働くのは長い目で見るとおすすめしません。
早めに見切りをつけて次のステップに進みましょう！
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